出来杉計画とは

(記、2013年4月30日)
現在、人工林や花粉症などなどなにかと印象の悪い「杉」。
でも、古来からその扱いやすさで日本人とともに歩んできたのも事実。

そんな杉をなんとかしよう!

杉のために出来る事をスギスギ(次々)やって行く計画」を開始します!

<出来杉計画活動の柱>
○林業の話題は
山仕事、林業の話題 
○チェンソーアートの話題は
チェーンソーアートの話題
チェーンソーアートの作品
○杉の葉染めの話題は
杉の葉染めの話

杉の学名は「Cryptomeria japonica(隠れた日本の財産)」。
いつまでも隠しておくのはもったいない!

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2018/07/11

2018 FW1

今年もFW1「手工具のメンテナンス」という研修の講師を勤めて来ました。
といっても、内容はある程度自由に決められるので
<午前> 
・安全装備について
・熱中症に気をつけて
・ロープワークとアイ加工

<午後>
・腰道具研究
・刃物の手入れ
とこんな感じで結構盛りだくさん。

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緑の雇用の安全用品カタログをみながら、みんなでガヤガヤ。

安全はカタチから入るのが早いです。



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重機の時代になっても、「吉野ヨキ」はやっぱり必須だと思いたい。


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2018/07/06

リギング本はもうすぐ!

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最終稿、チェック完了。
ついにリギングの基礎を日本語で読める日が来る。

ただただ胸熱。

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2018/07/01

第3回ロープワーク高所伐採技師 養成講座(全6回土日コース)@京都日吉

最近、何かと話題の特殊伐採、樹上伐採ですが、森林トータルデザインが京都で開催する講習会をお手伝いさせていただくことになりました。

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7月28日(土)  ①高所ロープ作業特別教育
7月29日(日)  ②クライミング基礎

8月11日(土)  ③クライミング応用
8月12日(日)  ④リギング基礎


8月25日(土)  ⑤リギング応用(広葉樹)
8月26日(日)  ⑥リギング応用(針葉樹)


【対象】チェーンソー使用者。高所伐採を行なっている、または行なっていきたいプロの方 (林業技術者、造園業者、土木技術者等)。なお、ロープワーク伐採は基本2人1組で仕事を行うので、チーム参加をおすすめいたします。

【会場】京都府南丹市日吉町内

【受講料】2日間で45,000円(税込)、全6日間135,000円  
全6日間で一つの講座となっていますので全参加が望ましいですが、すでにいくつかの技術を学ばれスポット参加したい方や、止むを得えず全日程参加できない方のために、単発での受講も受け付けます。1日のみ参加の場合は25,000円です。

【お申し込みフォーム】https://pro.form-mailer.jp/fms/2173d6f9123763
【申し込み締切】各講習の1週間前まで。事前振込制


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詳しくは森林トータルデザインのFBページをご覧ください。

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2018/06/20

tongue and groove tree felling technic

「タング アンド グルーブ」というのは以前こちらで紹介した伐倒方法です。

動画でいうとこれ。


これが実際に使える現場があったのでやってみました。

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一発目は最後キレイにはまらなかった。
わかりにくいけど、画像の右側は擁壁、左側は石垣になっていて、倒せる幅は1mほどしかありません。

これは「垂直カット」を追い口側からやってしまい、受け口と直角にならなかったのが原因と思われます。
伐倒方向の制御という目的は果たしているんだけどね。


んで、2回目。
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これはうまく行きました。
垂直カットを受け口側から直角に入れるのがコツですね。
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これはバッチリ決まると気持ちいいですね〜
今回は伐倒範囲が限られている中でやってみましたが、こちらでも紹介されているように偏心木の伐倒など色々と応用が効きそうです。
ぜひ、皆さんも研究を。

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2018/06/12

芯腐れの受け口

このような受け口は初めて見ました。
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キャプションにはこうあります。
芯に腐れが入った木はツルが効かず非常に危険。そのときは、なるべく腐れの影響が少ない高い位置に写真のような受口を入れます。上から順番に2cm程度の間隔で徐々に伐り込みを浅くしながらアーチを描くように伐っていきます。処理する高さは一番上の切り込み深さの2倍以上が目安です。
(「新しい奈良の森づくり」FBページより引用)


そして、伐倒すると、こうなると。
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みなさん、どう思われます?
僕が実際に現場でこれをやるかと言われると、やらないかなあ。。
試してみようとは思いますけれど。
時間かかりそう。。。
いや、伐倒は安全第一。
どれだけ時間をかけてもいいのです。


「芯腐れ → ツルが効きにくい」ということで、受け口という空間を作らずに、木が倒れていく過程で「受け口クッション」で柔らかく受け止め、ツルの木繊維の手助けをする。
やり方よりも、こういう発想が生まれるというのが素晴らしいと思いません?
なんだよ、この受け口!っていう。

これまで通り一辺倒にずっと受け口は直径の1/3から、、、、ってやってきたわけじゃないですか?
いや、間違いじゃないし、それでいいんだんけど、「ツルが効きにくいんだから、こうやってみたらどうだろう」っていう発想がホント最高です。


伐倒は安全第一。
でも、こういうワクワク感も大事にしたいね。

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2018/06/11

道具と技vol.18

この特集はこれまでどんな本でもなし得なかったのでは?
日本の林業もここまで来たと思うと感慨深いものがあります。

 

本書は、オペレータ向けに執筆され、現場人の安全、チームワークを重視しながら、重機を使いこなす実践テクニックを豊富な写真で解説しています。

記述がすべて現場人オペレータの立場・視点で書かれています。技の方法・理由も説明され、納得して理解できます。著者は重機オペレータ出身の林業教育機関講師で、本書の内容はEUの林業教育教材に採用されています。

 もはや重機は単なる高能率の機械ではありません。IoT情報発信基地であり、サプライチェーンの起点でもある。それが今の進化形です。

 現場人・オペレータは、林業会社の顔であれ、と著者は言います。だからこそ、絶対安全を確保し、プロとしての技術・スキルを高め続ける責務があり、それが社会の信頼を獲得すると。

 業務、スキル向上に役立つ1冊です。
全林協ホームページより引用)

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ハーベスタ・フォワーダがない事業体もまだまだ多いと思います。
僕の所属する森林組合ももちろんそうです。

そんな人でも大丈夫。
興味深い記事ありますよ。

松くい虫被害 防除作業最前線     株式会社 弘法林業(長野県)
山仕事の最適な肌着研究―機能性と汗冷え対策
作業衣研究シリーズ② チェーンソー防護ズボン・チャプスのメンテナンス、効果的な洗濯方法
中坪講師に聞く ロープ高所作業(樹上作業)の特別教育     「ここを学んでほしい!」

ちなみに、僕が肌着について書いたのは「現場系インナーを考える」になります。


あと、洗濯についてはもう普通に現場用洗濯機に放り込んで普通に洗濯しています。
脱水も。
夏場はズボンが汗臭くなったら嫌なので、裏返して洗ってます。
汚れがひどい時は先に手洗いしてざっくり汚れを落としたり、つけ置きして。

さて、「効果的な洗濯方法」とはどんなものなのでしょうか。


ぜひ、本書を手にとって確かめてください!

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2018/06/06

いよいよリギング参考図書が

更新が止まってしまっていて、申し訳ありません。
決して寝ていたわけではなく、、


ほいさっ
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リギング本の最終推敲しておりました!

*注!
僕が翻訳したわけではありません。
翻訳はATIのみなさま。
このわかりにくい原著をとても良い日本語に仕上げてくれました。
内容の重複などわかりにくいところがあれば、それは原著が悪いのです。


僕の仕事は編集部と協力して、内容の確認と翻訳の確認作業を行いました。
最初の翻訳を受け取ってから1年半。
本当に大変でした。。


このリギング本は、講習用テキストといったおもむきで(実際、海外ではDVDとセット売りされている)、専門用語や実際の仕事のニュアンスなどをある程度理解していないと難しいんですね。
それをこのテキストだけで成立するように、翻訳したATIチームは本当に大変だったと思います。
もちろん、その内容を精査する僕も、かなりの時間を費やし消耗しましたが。。


このままスムーズに行けば、この夏には発刊されるかもしれません。
お待たせしました。
いよいよでっせ!

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2018/05/29

森づくりの原理・原則

こんな本を待っていた。
ここ数年でベストかもしれない。

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樹高や材積の成長には自然のルールがあります。森林生態系の言葉である原理・原則です。

 本書は、森づくりの科学的根拠となる原理・原則を読み解き、そのルールを知ることで最適な森づくりを考える本です。

 間伐率はどうあるべきか、材積成長の最適化はどう見るか、皆伐、再造林の在り方、混交林、更新の確保、災害に強い森づくりなどは、何を根拠に検討すべきか。そうした答えを本書から見つけることができます。自然の法則にあった森づくりこそ、持続可能な森林管理の土台です。

 専門的で難解になりがちな内容も、わかりやすい語り口、写真や図表でなるほど、納得。森林に興味のある方、林業関係に携わる方におすすめです。

全林協ホームページより引用)

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そう、こんな本が出版されるのを待っていたのだ。
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リンク先の全林協のホームページをぜひ見て欲しい。
目次の内容見ただけで、これは面白そう!ってなるでしょ。
いくつか紹介すると。
木の一生(2)稚樹期─針葉樹の幹はバネのように柔らかい
針葉樹と広葉樹の生き方(2)─針葉樹は常に水を吸い続け、広葉樹は条件によって水を吸う力を変化させる
間伐と多面的機能の関係─多面的機能が高く、成熟段階に近い林相を間伐でつくる
自然撹乱を模倣した皆伐方法─木を残す施業と複相林
緑の雇用のFWでもこれをテキストに使った講習が開かれるべきなのではないか。
広く基礎的な知識をしっかりと押さえることができると思う。

ベテランさんも是非手にとって。
ウンウンうなづきながら読むことができるだろうし、知らなかったこともたくさんあると思いますよ。

僕も本当に勉強になりました。
大変満足しております!

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2018/05/24

FSRの伐倒練習機を体験してきたよ

見たことある人も多いと思います。

FSR(フォレストリー セイフティ リサーチ)が開発した伐倒練習機で、斜面を再現でき、立木の角度を変えられることが特徴ですね。
FBページ → FSR LLP

製造、開発 → 筑波重工株式会社

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傾斜は25度まで変えられるけど、これがなかなか急なのよ。

林内がいかにすごい角度かってことですね。

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この状況でチェンソーを水平に使う。
傾いた木を現場でいきなり伐るとなると、プレッシャーだけど、これで練習しておけば結構違うと思うなあ。
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これ4mの丸太です。
こうなると現場と何ら変わらない。
人力で立てたからこのサイズだけど、直径35cmまで行けるみたいですよ。
さすがにその太さだと4mってわけには行かないのだろうけど。

何度も同じ状況を再現して繰り返し練習できるのってすごくない?
現場だったら全く同じ状況ってないからね。
この練習機で難しい局面を繰り返し練習しておくと、いざ似たような木に対峙した時かなり安心できると思うんだよな〜


ちなみに、この練習機で角度をつけて受け口の斜め切りや、追い口の水平の角度をテストしてみたんだけど、いずれも2度ほどガイドバーの先上がりでした。
向きを変えたり色々しても、何も考えずに体感でやると2度上がり。
なので、自分の中でちょっと先端を下げるようにするとほぼ0、水平になってました。
この辺りは普段からアプリで確認しているので、確かに納得。

これからは自分の2度くらいずれている「軸」を修正するようにしよう。


この伐倒練習機。
森に入らなくてもリアルな伐倒の練習ができるってだけでも大きな価値があると思うわ〜

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2018/05/19

映画「vision」を観てきたよ

吉野が舞台となった河瀬直美監督の映画「vision」の完成試写会に行ってきました。

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上映の前に監督と永瀬さん、岩田くんによる舞台挨拶。
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監督の衣装は「ろうけつ染」という手法で作られて、奈良の作家さんによるものだそうですよ。

で、肝心の映画なんですが、まずは映像がとっても綺麗です。
永瀬さんによると世界の映画業界では「カワセグリーン」という言葉があるそうです。
ちょっと驚くくらい自然の情景が美しく表現されています。

でも、美しいのは河瀬監督の映画では当たり前のこと。
映画はというと、、、
途中「この流れ、、一体どうなってしまうんだろう?」とハラハラというより、ただただ心配になっていたのですが、ラスト5分で安心して、心から感動しました。

もうね、「森の力」っていうのかな、生命力とはまた違って。
様々な生と死が折り重なる、におい立ち身震いするような深い山々、森。
それが演者さんたちによって表現されているんです。


神秘っていうと、なんか違う。
聖なるっていうのも違う。
ほんとこの映画の中に「山の神」というものがはっきりとあるんですよね。


東京から吉野に来て20年。
知らないうちに、すっかり損得勘定に流されていたけれど、まだ山に入ったばかりのあの頃の清冽な気持ちを思い出した気がします。

吉野が舞台だからどうしてもひいき目で見てしまうのかなあ。
冷静に見ていたつもりなんだけどな。

林業に関わっている人、映画好きな人、岩ちゃんのファンの人。
とにかく多くの人にこの映画を見て欲しいですね。
世界中の人たちがこの映画を見て、どのような反応をするのか本当に楽しみです。

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上映が終わってから、少し監督と話す機会があって。
いま書いたような気持ちを伝えたかったのですが、テンション上がってて、「すごくよかったです。さすが監督!やっぱりすごい!」みたいなことしか言えずに、凹ん出ます。。

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